OpenTypeフォントだから可能になった「字形」。
まだ、使いこなせていない方も多いようです。
例えば、吉田とう文字があり、本当は「土」に「口」の吉の文字が使いたいなど。
今までは実現出来なかった文字がOpenTyppeフォントになってからは可能となりました。
先に言っておきますが、「OpenTyppeフォント」が前提の為、印刷会社の対応やバージョンダウンの際には注意が必要となります。
アウトラインでの入稿であれば、問題はありません。
CSでの作業であれば、使わなければ損です。
他にも「□」の中に数字が入った文字なども字形を使って1文字で済ませてしまいましょう。
イラストレータで文字ツールを選び、「吉田」と打ってみましょう。
パレットは、イラストレータの「ウィンドウ」→「文字」→「字形」から選択。
表示には「フォント全体」を選択しておきましょう。
その「吉」の文字を選択すると、
字形パレットにその文字が選択されます。
そうしたら字形パレットの「吉」をクリックしたまま離さないでください。
他に選択できる文字として「土」「口」で組まれた「吉」が選択できると思います。
そのクリックしたままで、選択したい文字にドラッグするようにカーソルを持っていくと、
イラストレータに打たれた「吉田」の「吉」の文字が変わります。
簡単でしょ?
他にも「渡辺」の「辺」の文字などもいろいろ変えられるのでやってみてください。
数字に関しては、「1」など単純に打った後、同じ要領で選択すると「○」や「□」の中に数字が組まれた文字を選択することができます。
さらに、その数字を選択すると数字順の場所に切り替わるので、2、3、4・・・・と簡単に選択することができます。
ただ、残念なことにそこに表示されていない数字を使うことは出来ません。
多くても100番程度なので、101、102、103・・・と変更することが出来ません。
それらを越えそうな場合は、ご使用を諦めて下さい。
その他、呼び出し、検索では出ないが、「こんな文字まで使えたの!」なんてのもあります。
例えば、分数、JASマークやハサミマークなど様々な文字が存在しますので、一度チェックしてみるのも良いでしょう。
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